チャプター記事を開く

テクノロジー

【営業業務部編】Cybozu Telework Seminar Online 受注業務は在宅でできるのか?営業業務部のテレワーク対応

サイボウズ株式会社

概要記事を開く

要約記事を開く

書き起こし記事を開く

00:20 みなさんこんにちは。今週から始まりましたサイボウズのテレワークセミナー。
00:25 このセミナーでは、テレワークを始めてみたいけれど、まだシステムのクラウド化が追いついていなくて、業務のお悩みを抱えている方に向けて、サイボウズが実践しているテレワークのノウハウをお伝えしていきます。新型コロナウィルス感染症の対応のため在宅勤務をされている方々が、少しでもテレワークをしやすくなるような参考となる情報をお届けしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
00:47 なお本セミナーは、パネラー、モデレーター、そして機材担当運営スタッフ、全員バラバラのところでリモートワークで行っておりますので、万が一映像の乱れやネットの遅延などありましたら、ご容赦いただけると幸いです。
01:02 なお映像の方は、YouTubeの方でも若干遅延がありますが配信しておりますので、そちらも状況によってはご利用ください。
01:16 それではまず、自己紹介をさせてください。モデレーターは私、相馬が担当させていただきます。
01:22 社内では事業戦略室というところに所属し、kintoneというクラウドサービスのビジネスプロダクトマネージャーを担当しております。社内では「ペソ」というニックネームで呼ばれておりますので、皆さんもぜひ「ペソ」で覚えていただければと思います。
01:39 さて、記念すべき第1回目のサイボウズテレワークセミナーのテーマは、「営業業務部のテレワーク対応」です。業務部というと、受発注や購買業務で紙の注文書が発生するので、特にテレワークやリモートでの対応が難しそうに思えます。
01:59 しかしそんな中でも、サイボウズでは営業業務部もテレワークで業務を行っています。一体どのように行っているのでしょうか。
02:07 本日は、実際にテレワークで勤務されている営業業務部の菅野さんをお招きして、詳しくお話をお伺いしようと思います。菅野さんよろしくお願いします。
02:16 よろしくお願いします。
02:18 それでは、まずは早速自己紹介からよろしいでしょうか。
02:21 はい。ではスライド1枚進んでいただきまして、改めましてサイボウズ業務部の菅野と申します。
02:29 私は2009年に新卒でサイボウズに入社しまして、もともとは財務経理、営業企画、経営企画というところで経験を積んで参りました。もともとは、Excelで計算や集計を行って1日中モニターとにらめっこするような人間だったのですが、たまたまご縁があって現在では受注処理をメインに行っている営業本部業務部というチームでkintoneとRPAを使った業務改善に携わっています。
02:55 普段は人前に立ったり、話したりすることがなかなかないので、今日はかなり緊張していま すがよろしくお願いします。
03:04 ありがとうございます。菅野さんはそうやって人の前にお立ちになるのが苦手とおっしゃっていましたが、社内の日報で業務改質のことをかなり強く発信されています。
03:15 勝手に読ませてもらったのですけれども、非常に文章もユニークなのでとても楽しく拝見しています。
03:20 ありがとうございます。大分好き勝手に書いているところもあるので若干恥ずかしいのですが、何かの参考になれば嬉しいです。
03:28 ありがとうございます。今回は特別と言いますか、その内容をせっかくなので社内だけではなくて、このようなセミナーを通して広く視聴者の皆様にも話を聞いてきていただける機会ということですね。
03:38 はい。少しでもみなさんのお役に立てると嬉しいなと思います。
03:41 ありがとうございます。それでは本日は、この2名でセミナーを進めていきたいと思いますので、皆様よろしくお願いいたします。
03:51 それでは始める前に、2点ほどお知らせをさせてください。まず1点目。
03:57 もしこのセミナーに対して質問がありましたら、zoomのQ&A欄で受け付けをしています。ぜひ疑問点などありましたら、随時ご登録ください。
04:06 すぐにご回答できるものに関しては、裏でスタッフが回答させていただきますし、また時間があればこのセミナーの最後にもいくつか取り上げさせていただいて、質疑応答の時間で回答させていただきます。
04:22 こちらの質問は登壇者、あるいはスタッフが回答するまでは、他の視聴者には共有されません。いただいたご質問なるべく全てにご回答したいのですけれども、時間の関係上すべてには回答できない可能性もございますので予めご了承ください。
04:38 続いて2点目になります。本セミナーの内容は、SNSでのシェアは全然やってください。
04:45 特にTwitterで、よろしければ「#サイボウズのテレワーク」でつぶやいてみていただけると嬉しいです。
04:51 それでは早速、セミナーを始めさせていただきます。まずは、今回ご視聴いただいている方の中には、そもそも弊社サイボウズっていう会社を知らないよという方もいらっしゃると思いますので、簡単に弊社についてご紹介させてください。
05:08 弊社は、グループウェアの開発と販売運用を行っております。現在は日本の各地、または海外に拠点を持ちまして、従業員が大体750名ほど、平均年齢が35歳位と若干若い会社になっています。
05:26 弊社ですが企業理念、存在意義とも書いてありますが、「チームワークあふれる社会を作る」ことを理念に掲げております。これを基に、いろいろな文化や製品を作って、皆様と一緒にチームワークあふれる社会を作っていこうという風になっております。
05:46 そんな弊社ですが、最近では働き方の文脈で取り上げていただくことが多くなっております。おかげさまで、2020年に行われた「働きがいのある会社ランキング」では、こちらにありますようにいろいろな部門で上位にランクインさせていただいております。
06:02 そんなサイボウズですけれども、コロナウィルスの影響で実は2月17日にまずは「在宅勤務推奨」というものが通達されました。画面に写っているのが、実際の私たち社員に回ってきた通達画面になります。
06:21 私たちは社内の情報共有を先ほどご説明した、またこの後も多分出てくると思いますがkintoneという製品を使っているので、kintoneでこのように通達が来ました。
06:29 このシーンではあくまでもまだ推奨という形だったのですけれども、残念ながらコロナウィルスが収束に向かわなかった、むしろ拡大しているということを考慮し、2月28日には「原則在宅勤務」の通達が施行されました。なのでもう1ヵ月以上、サイボウズではほぼ全ての社員が在宅勤務を行っている状態です。
06:54 という訳で、弊社ではほとんどの社員が本当に在宅を行っているのですけれども、日本全体で見るとやはり新型コロナウィルスがあまりにも急速に拡大してしまったということもあって、規則の面ですとか環境の面、あるいはツールですとかいろいろなものの準備が間に合わず、まだまだ在宅勤務は難しいという現状です。
07:14 こちらは産経新聞様の記事ですけれども、2月から3月上旬の時点で在宅勤務は12%程度しか行えなかった、行っても何らか問題がありました。また、別の媒体で行われた最新の調査においても、在宅勤務を実施したと回答したのは全企業の25.4%。
07:34 また、LINEで厚生労働省から来ていた調査内容でいうと2千万人ぐらいが回答して、在宅勤務をしていたのは3%だけだったようです。
07:46 こういう状況に対して弊社からお伝えできることを、というのが本日のテーマとなります。今回は「営業業務部のテレワーク対応」と題しまして、受注業務についてテレワークという目線からフォーカスしていきたいと思います。
08:04 前置きが非常に長くなりました。菅野さん大変お待たせしました
08:08 いいえ。
08:10 それではまず、次のことをお聞かせください。ズバリ、こちらですね。今回新型コロナウィルスの感染症の影響で在宅勤務の実施を余儀なくされたと思うのですが、営業業務部の受注処理チームはテレワークにどう対応されたのでしょうか
08:26 はい。では、スライドを1枚進んでいただきまして。
08:32 現在、受注処理を行うメンバーは私も含めて、全員が基本的に在宅勤務をしている状態です。急なことだったので多少不慣れなところっていうのはあったのですが、現時点では特に大きな問題もなく受注処理業務を行えている状態です。
08:48 すごいですね。メンバー全員が在宅をされていて、今のところ特段困ったこともないのですか?
08:53 そうですね、はい。
08:55 無知で申し訳ないのですが、「受注処理」と聞くと一般的には紙の注文書が届くものだと思っていたので、どうしても出社して処理しなければいけないというイメージがあるのですが、このことについてはどうされているのですか?
09:06 そうですね。実はこのコロナの影響が出始めたということで、急ごしらえでこのテレワークの仕組みを作って対応したという訳ではありません。
09:15 元々ちょうど2年前位から、受注処理という仕組み自体を大きく変えていこうという取り組みをちょうど始めていたのです。詳しくは後ほど説明していきますが、もともと大きな問題意識がこの業務の中にありました。
09:32 そのような問題意識の中で、あらたな仕組みを無事作り上げることができたんですが、その仕組みの中の1つの要素としてBCPと呼ばれる、いわゆる「何か有事があった際にきちんと業務継続できますか?」という対策を一部織り込んでいて、その要素が今回のテレワークに大きく貢献しているという背景になっています。
09:52 なるほど。コロナがあったから急遽変えた訳ではなく、前々からBCP対策、災害などに対する対策を行っていたので、今回のケースでも大きな混乱がなかったのですね。
10:03 はい、そうです。
10:04 なるほど。1つお聞きしたいのですが、受注処理と一言でいっても業種などによって千差万別あると思いうので、皆さんの参考になるように、サイボウズにおける受注処理の特徴についてお伺いしてもよろしいですか?
10:19 はい。なかなかイメージしにくいところもあるかもしれませんが、こちらのスライドに3つ丸がならんでいますが、こちらが当社の受注に関する3つの大きな特徴になっています。
10:31 まず1つが受注件数というところです。月によってもちろん変動はあるのでまちまちになってしまうのですが、ざっくり8,000件~9,000件以上の処理件数が必要となっています。この8,000~9,000件という中には、単純に新たに当社の製品を使いたいというシンプルなものだけではなくて、例えばユーザ数を増やして使いたいとか、上位のコースに変更して使いたいといったものもすべて含んだ件数になっています。
10:57 単純な件数だけ見てもなかなかのボリュームとなっていますので、単純な作業量自体も決して少ないものではありませんよ、というのが1つ目のポイントです。
11:06 そうですね。ちょっと前までもう少し件数が少なかった記憶があるのですが?
11:10 そうですね。毎月毎月ありがたいことに注文数が増えてきているというのも現状ではあります。
11:16 なるほど。
11:17 そして2つ目のポイント真ん中なんですが、こちらが注文書と呼ばれるもの、そちらにさまざまな形式が存在しているというのが2つ目のポイントになっています。
11:26 当社は販売という部分に関しましては、販売パートナー企業様に多大なご協力を得ているところもあるのですが、それぞれ各社ごとの事情というものもどうしても存在してしまいますので、その注文書の書式を同一にすることがなかなか困難となっています。そしてその注文書が到着する経路も、例えばファックスやメール、電子データ、EDIと呼ばれることもあるのですが、こんな形でさまざまな経路が存在しています。
11:54 こういった背景もありますので、実は注文書という情報が当社に到着した段階で、まずはその情報を実は物理的に紙で印刷をして取りまとめを行い、その紙を次の人、次の作業ステップの方に「はい、どうぞ」と回すという仕組みが常にセットになっていました。
12:13 なるほど。いろいろな方から嬉しいことに注文が来るので、それぞれの形式で来る。だから形式もバラバラなのですね。
12:33 はい、もちろん事情があるのでやむを得ないのですが。
12:26 なるほど。
12:27 続いて3つ目の特徴なんですが、受注パターンの多さというところです。注文書と呼ばれるものには必ず当社が指定している型番と呼んだりもするんですが、簡単に言うとどの製品を買うかをピンポイントで指定するためのコードのようなものが必ず記載されてくるんですが、この型番というのが実は現時点で1,000種類以上存在する、なかなか相当な量となっています。
12:54 そして当社の製品、さらに特徴的なのですが、例えば他の製品との買い合わせ状況や、既にそのお客様がお持ちの製品がどういったものであるのか、あるいは保守期間が過ぎているのか過ぎていないのか、過ぎていたとしても何日以内ならばどうかといった、諸々の条件で受注パターンが細かく変わっくるといった特徴もあります。ここまでが3つ、当社の受注処理の大きな特徴となっています
13:22 なるほど。ありがとうございます。これ、視聴者の方にお伝えすると、サイボウズって実は販売している製品だけでいうと大きく分けて4種類なんです。個人的にはすごく単純な受注処理かと思っていたのですが、これを見るととんでもないですね。
13:36 件数も多く、フォーマットもバラバラで、型番もとても多い。
13:41 そうなんです。一見するとすごくシンプルな業務として受注処理を思われる方も多いかもしれませんが、実は蓋を開けてみると結構大変な部分がまだまだ残っています。改善においては、この特徴とどう向き合っていくのかというところが、まさにポイントになっていたと思います。
13:57 これをもし人力で全部やるとしたら、とても大変ですね?
14:03 そうですね。
14:06 ありがとうございます。では、そのように受けるサイボウズの受注処理、受注業務が改善されて今回良くなったと思うので、改善前に抱えられていた課題について教えていただけますでしょうか?
14:18 はい。では課題についてもう少し詳しく説明していきます。まずは何より挙がっていた課題というのが、受注件数が急増したということが挙げられます。
14:31 次のスライドに移りして、グラフが出て参りましたが、こちらが当社の売上高の推移となっています。おかげさまで年々、棒グラフの「売り上げ」のところを伸ばすことができているのですが、当然ながらそうなると必然的に処理件数も増えていきます。
14:51 先ほど触れたところではあるのですが紙で印刷をするという手順が必須となっていると、紙自体の扱いや管理が年々辛くなってきてしまいます。「まずはここをなんとかしなければなりませんよね」というのが最初の改善のきっかけという形になっています。
15:09 なるほど。売り上げが上がっているので企業としてはとても順調に見えるのですけれども、実際それをさばく現場の方という目で見ると、業務量がすごく増加して、ゆくゆくはさばききれなくなる可能性があったということですかね?
15:21 はい、まさにおっしゃる通りです。この増大していく受注量にどう対応していくかという解決策を見つけていく中で、また新たな課題が見つかってくるという話に繋がります。それが次のスライドになります。
15:36 続いて上がってきた課題が、人材の問題です。受注量が増えていくのであればそれに比例させて対応する人員を増やしていく、いわゆる人海戦術と呼ばれるものももちろん選択肢の1つではあります。
15:54 しかし、こちらも先ほど触れたように当社の受注処理は受注パターンが本当にたくさんあるので決して簡単な作業にはなり得ません。仮に人材を確保できたとして、教育をし、作業に慣れてもらうという一連の流れには、どうしても長い時間がかかってしまいます。
16:19 そうなると、人材を確保して教育して慣れてもらってというサイクルが、受注量の増大に今後もきちんとついていけるのかといった不安が残ってしまう、という点が2つ目の課題で す。
16:31 あれだけパターンがあったら、自分がここに入るのはちょっと嫌ですね。1,000パターン覚えるのも。
16:40 そうですよね、そこが人材のところの課題です。そして最後3つ目のポイントが本題にも大きく関わって来るんですが、先程も申し上げたBCP、有事の際に業務継続できますか?という要素です。
16:53 紙で印刷して、それを手渡しするという形をとっていますと、当然ながら作業する人員が同じ場所に集まるのが大前提になります。そうなると例えば、大地震があったり台風があったり、今回のようなウィルスがといったところも含めて、何か有事が起きた際に受注処理を止めてしまうリスクもずっと残り続けてしまうのではないか?それが3つ目の課題となっていました。
17:22 元々は受注件数が多くて現場ではさばききれない量が来ている。それを人で解決するのは根本的な解決にならないし、もし万が一災害が起きたときには解決できないということがあったということですかね?
17:35 そうです。特にこの3つ目の部分が、今回の本題に見事つながってくるのですが、1番要素としては大きかったかもしれないですね。
17:42 そうですね。確かに見事にこれが対策の役に立ったということですね。
17:48 ありがとうございます。大きく分けてこの3つの課題があったと思うのですが、今度は課題ではなく、業務フローですね、改善前の受注のプロセスについてお聞きしてもいいですか?
18:00 はい、ではスライドを移っていただきまして。今ご覧いただいているフロー図がこれまで改善を行う以前、つまりすべて当社の人員で行っていた受注処理のフロー図となっています。
18:14 順を追って説明していきます、まずは図の1番左側から。まず初めにお客様や販売パートナー企業様から当社に注文書が到着します。
18:26 この注文書は、メールであったりファックスであったり電子データであったりと経路がさまざまですし、先ほど触れた通りそのフォーマットはそれぞれの事情でそれぞれ統一されたものではありませんでした。そうなると、まずは当社社員の手によって、到着した情報を紙で印刷します。これが図の中のプリントアウトの部分です。
18:52 そしてプリントアウトされた紙が、後続のステップに常に「はい、どうぞ」と手渡されていくという形になっています。プリントアウトの作業が終わりますと、もう1つ右に移り、内容チェック作業に入っていきます。この作業は、到着した注文書の情報に不備がないかを確認していく作業です。
19:17 ここで特に不備が見つからなければ、今度は当社の基幹システム側にその注文情報を登録していきます。そして再度、登録した社員とは別の社員が念のため内容を再度チェックして、承認と書いてありますが、ここでも問題がなければ晴れて出荷という形で一連の流れが進んでいきます。これが、いわゆる改善前の当社の受注処理のフローとなっています。
19:44 なるほど。確かにまず社員、人のマークが多いですよね。かといって内容チェックや承認を同じ人がやる訳にもいかないですし、よくドラマとかでもありますよね「桁間違えて発注しちゃった、納品しちゃった」とか。簡単にいうと、そういうことが起こらないようにチェックしなければいけないのですよね。
20:08 はい。
20:10 なるほど。こういった受注処理を左から右に流していく状態で、具体的にどのようなところにボトルネックがあったのでしょうか?
20:18 はい、続いてこの受注処理のフローは何がボトルネック、いわゆる足かせと呼ばれる部分だったのか、詳しく説明していきます。
20:27 お願いします。
20:28 まず1つ目のところなんですが、チェック作業の負荷の高さというところになってきます。先ほども触れましたが、当社の型番と呼ばれるコードは1,000種類以上存在していますので、覚えようとするだけでも相当大変な量になっているというのが1つのポイントになっています。
20:46 さらにここで負荷を高めていたのが、型番の知識だけではこのチェック作業を完結できないという背景があったからということです。
20:57 実は、追加であと2つほど情報が必要になります。1つが当社の基幹システムに既に登録されているお客様の既存情報。そしてもう1つが、そのお客様がその製品を購入するためにクリアすべき購入条件の一覧。
21:15 ここまでの合計3つの情報を、これまでは個別のバラバラにある場所に社員が確認をしに行って、そのうえで頭の中でつき合わせをして初めて、不備がないかどうか、このお客様はこの製品を買えるのかどうかという判定を行っていたという形になっています。
21:33 当然ながら簡単な作業にはなりませんので、冒頭でお伝えしたような人材の確保と教育のポイントにも最終的につながっていました。
21:44 確かにそうですね。製品本体を買っていないのに保守の型番では渡せないですし。
21:49 そうですね。
21:50 前の月に支払っていないのに、新しい商品をというのも。そういうイメージで合っていますか?
21:55 そうですね。決算情報も含めてチェックしなければいけませんので。
21:59 大変だということしか、感想がありません。これが1つ目のチェック作業ですね。
22:06 はい。そして1つ移りまして、2つ目の足かせ、ボトルネックですが、登録作業と書いています。
22:12 こちらが先程の不備がなかったものは基幹システムに登録をするという作業になるのですが、作業自体は注文書の情報を粛々と入力するだけなので、チェック作業に比べればはるかにシンプルな作業にはなるのですが、やはり人間が行う以上は、どんなベテランであっても集中力は低下してしまいますので、入力ミスや入力ルールをうっかり忘れてしまうという問題が切り離すことができなかったというのが2つ目のボトルネックです。
22:42 そうですね。人がやる以上、絶対ミスが起こりますよね。普通に文面を打つ時、メールなどでも起こりますよね。
22:49 こればかりは、しょうがないところではあるのですが。
22:53 そして3つ目のところに移っていきますと、3つ目が場所の制限です。一部くり返しになりますが、注文表を印刷して手渡しで回していくという形ですと、物理的に担当者が同じ場所にいなければなりません。今回の場合でいうと、出社が必要となるというのが前提となります。
23:14 さらに副次的な影響かもしれないのですが、紙を回すということは別の言い方をすると、手元にその紙が来るまでには何の情報も得られないということでもあります。
23:27 つまり、事前に何かを調べておくとか準備をしておくといったことが、不可能になってしまいます。そうなると、1つ1つの作業ステップでやれることもかなり狭まってしまうという、別の不都合も生んでしまうデメリットがありました。
23:44 ここまで3つが、特に大きかった足かせ、ボトルネックの部分です。
23:49 こう見ると、結構ボトルネックが多いですね。
23:54 そうですね。
23:57 なるほど、ありがとうございます。ではここからが、皆さん1番気にしているところだと思います。これはどうやって解決されたんだろうというところで、ズバリお聞きします。どうやって解決されたのですか?
24:10 まさに本題に触れていくところですが、スライドを移っていただきまして。解決のために採用した要素は大きく3つあります。
24:21 まずは1つ目、手前味噌なお話になってしまって恐縮なのですが、当社のサービスの1つであるkintone。そして2つ目がBPOと呼ばれることもあるのですが、簡単にいうと業務の一部を切り出して、外部の企業様に委託するという形です。
24:39 そして3つ目。これも昨今のキーワードになっている、RPAと呼ばれるロボットに業務の自動化をしてもらうという仕組みです。
24:49 すごくざっくり役割分担していきますと、これまでのように注文書の紙を業務に必要な情報の媒介役とするのではなく、kintoneに登録したデータを媒介役、情報の基盤にするということです。その上で行う業務の工数については、BPO外部委託とRPAロボットによる自動化にそれぞれ置き換えたというイメージになっています。
25:18 なるほど。kintone、BPO、RPAの 3つの組み合わせで解決されたと?
25:24 はい、そうです。
25:26 ではもう少し、それぞれ3つについて具体的にどのように解決したのか教えていただけますか?
25:32 はい、それぞれの要素の役割分担についてもう少し詳しくこれから触れていきますが、今回セミナーに参加されている方の中でkintoneというものがどういったものなのか、まだ詳しくご存じない方もいらっしゃるかもしれませので、若干むちゃぶりにはなってしまうのですが、ここはぜひ相馬さんの方からkintoneとはなんぞやというところを紹介していただけたらなと思いますが、どうでしょうか?
25:58 ありがとうございます。まさかの菅野さんからのリクエストですね。
26:00 私も聞きたいです。
26:03 そんなことを言いつつ、スライドは用意しているのですけれども。
26:07 ありがとうございます。
26:07 私からkintoneについて簡単にご説明させていただきます。この後の話の内容がわかるようにという内容だけなので、さっとだけお話しさせて下さい。
26:16 kintoneは弊社のプラットフォームサービスになります。クラウド上で情報共有ができるというもので、普段皆さんが仕事をする上で使う情報をクラウド環境上に共有して、チームで仕事をシェアしましょうというツールです。
26:32 蓄積したデータは一覧で見られたり、グラフにしたりと、さまざまな方法で扱うことができます。このデータベースはいくらでも作成できるのですが、これらをkintoneではアプリと呼んでいます。
26:47 今後セミナーの中で「~アプリ」と聞いたときは、データベースのことなのだなと思ってください。例えば「顧客管理アプリ」と言った場合は、顧客管理の情報がたくさん入っているデータベースだと思っていただければ大丈夫です。
27:03 おそらくkintoneの1番の特徴となるのが、先程言ったアプリ(データベース)を自分たちで自由に構築することができることです。画面の左側に項目がたくさんあると思いますが、こちらからアプリ(データベース)を作るとき、ドラッグ&ドロップで置いていけるので、名前を変えて好きな一覧グラフを作ったり、権限をつけたりすることで、オリジナルの業務内容に合わせたアプリや情報共有の仕組みを構築できるというものになっております。
27:37 これぐらい、なんとなくkintoneについてわかっていただければ、この後の話についていっていただけると思います。菅野さんのチームでは、このkintoneを使って受注チェックのためのデータベースを作ったというような理解で合っていますか?
27:51 まさに、おっしゃる通りです。ありがとうございます。
27:54 説明、大丈夫でしたかね?
27:54 ばっちりです。ありがとうございます。
27:58 では本題に戻りまして、菅野さん、先ほどは前の受注プロセスを見たので、改善後の受注プロセスについて教えていただけますか?
28:07 はい、ではここから本題に戻っていきます。スライドを1枚移っていただきまして、今ご覧いただいているのが改善を行って新たにつくりあげた当社の受注処理のフロー図となっています。
28:20 こちらも順を追って説明していきます。まずは冒頭部分。到着する注文書の経路、そしてその書式を統一することは、引き続き短期的には困難と判断しましたので、特にここ自体は変わってはいません。
28:36 しかし、新たなフローでは、到着した注文情報を紙で印刷するのではなく、フロー図の中の「テキストデータ化」という所でkintoneにデータとして入力をするように変えています。
28:54 そしてこの入力作業自体は、現在BPO、業務委託先のメンバーの方達に担当いただくことで、当社側のメンバーの工数からは切り離しを行っています。ここで大きくポイントが2つありまして、これまでのように印刷した紙をその後のフローについて回らせるという形ではなく、今後はkintoneに登録したデータを必要に応じて参照してくださいねという形で情報の基盤をkintoneに変えたというところが1つです。
29:25 そしてもう1つが、この作業をBPO委託先の方々に変えたということになるのですが、この時点では注文書の情報を粛々と入力する作業、いわゆる転記作業のみになりますので、当社の複雑な型番や買い方の条件などの知識を習得しておく必要がないというのが2つ目のポイントになっています。
29:53 すみません、BPOの方にご協力いただいてkintoneに登録することで電子化をしているとおっしゃっていたのですが、例えばCSVとかメールで注文情報を発注してくださる方もいれば、やはりファックスで来ることもあるのではないかと思います。
30:10 はい。
30:11 そういった場合、結局紙の業務が発生して、紙を受け取りに行ってパソコンで入力しなければいけないという風に見えるのですが、いかがですか?
30:20 一見すると単に紙を扱う工数が当社側から別の場所に移っただけのように見えるかもしれませんが、実は紙が登場する代表格のファックスのデータもkintoneと連携させるサービスが存在しています。
30:36 これを使いますと、本来は紙で来るファックスデータが画像データとしてkintoneの中に取り込まれ、保存されるという形に変わります。後はそのデータ画像データを転記すればいいだけですので、紙自体の扱いが不要になっているというのがポイントです。
30:56 なるほど。ということは、もうファックスは紙ではなくて添付ファイルとしてkintoneに入っているので、転記する人はパソコンの画像を見て転記する。パソコンで全部完結するので、場所にも縛られないということですね?
31:12 そうです。おっしゃる通りです。
31:14 なるほど。
31:15 BPO委託先の皆さんに協力いただいて、kintoneにデータとして登録された注文情報が最終的には統一されたフォーマットとしてデータ形式になっていきます。ここからはRPAロボットが登場して、内容の確認や基幹システムへの登録作業までを行ってくれるという形に変わっています。
31:39 これができるともちろん業務の削減もできますし、人員の確保に奔走する必要もなくて、空いた時間もできて新しい取り組みにも着手できそうですね。
31:52 そうですね。ただ、一部このフロー図の中で引き続き当社の社員が対応すべきものも残っています。フロー図の中の「エラーデータ」というところから当社の社員のアイコンに移るところですが、発注の中にはどうしても引き続き当社の社員が対応すべき特別な発注が残ってしまいます。
32:11 ここについては引き続き当社側の工数を残してはいるのですが、全体の発注量のうち、だいたい7割~8割程度がこのBPO委託先のメンバーとRPAロボットで対応できる「シンプルな発注」ということがわかっていますので、引き続き工数は残るものの、残る3割程度を当社側でまかなえればいいということになりますので、全体で見れば工数削減はできているという形に収まっています。
32:38 すごいですね。自動化するところはすると。ありがとうございます。今、受注プロセスを拝見させていただいたのですが、もし可能であれば実際の画面などはないですか?
32:56 そうですね。なかなかイメージしにくいかもしれないので、すごく簡単なものにはなりますが、ここからはデモ映像をご覧いただこうかと思います。
33:05 ありがとうございます。ぜひお願いします。
33:07 はい。では一旦ここで私の方に画面を切り替えさせていただきます。
33:12 お願いします。
33:25 今、画面をご覧いただいていますが、木目調の「人が作業する場合」という映像をご覧いただけてますでしょうか?
33:32 はい、こちらは大丈夫です。ライブ配信上でも大丈夫そうです。
33:36 ありがとうございます。これからご覧いただくのが、改善を行う以前、つまりすべて人間のみで行っていた作業のデモ映像となります。
33:46 先程の受注処理の中で、特に負荷が高かった内容チェック作業がどういったものだったのかを説明していきます。こちら音声はない映像なので、適宜私の方で止めて細かく補足を入れていきますのでよろしくお願いします。
34:04 まずは、注文情報を手動で入力していきます。例えば型番と呼ばれるものや金額、単価です。数量も同様に手動で入力していきます。
34:21 そしてさらには、どんなお客様が発注してきているのか、お客様の情報も同様に入力していきます。会社名やお客様専用のコードを入力していきます。
34:32 これで1つ目の情報が揃いました。お客様の注文情報ですね。ここから画面を切り替えて、こちらが弊社の基幹システムになっています。
34:43 こちらで先程のお客様のコードで検索をかけていきます。該当のレコードを開いて赤枠で囲んである部分が、お客様の情報の中で特に重要な一覧となっています。
35:00 そのお客様が、既に当社のどの製品をお持ちで、何ユーザでお使いで、保守期間が何年何月何日までですよ、といった情報が全て集約されている部分です。これで2つ目の、情報お客様の既存データが揃いました。
35:17 そしてさらに、ここから画面を切り替えていきます。
35:23 こちらは当社のまた別のシステムですが、同様に検索をかけていきます。テキストベースになっていて、そのお客様がその製品を購入するためにクリアすべき条件が一覧でまとまっているマニュアルのようなものになっています。
35:44 これで3つ目の情報、購入条件が揃いました。このような形でこれまでは別々に存在していた必要な情報を、人間が検索をかけて頭の中でつき合わせをして、買える・買えない、不備があるかどうかの判定を行っていたという流れになっています。
36:07 先ほどおっしゃっていたものが出てきましたね。
36:10 ここの部分です。
36:11 いろいろなシステムを見て、人の目で見るって大変ですね。
36:17 具体的な件数は申し上げにくいのですが、チェック者も必要となりますので最低でも2人~3人、それを半日がかりで数十件の量を行うという、なかなかのボリュームの作業となっていました。
36:29 これが改善前の動画でした。それではここからどう改善したのかを続いてご覧いただきます。
36:37 そちらも動画があるんですね?
36:39 はい、こちらも映像があります。切り替えますのでお待ちください。
36:43 はい。もう「ロボットが作業する場合」と書いてありますね。
36:55 また木目調の画面ご覧いただけていますでしょうか?今度は「ロボットが作業する場合」と図の中心に書いてある画面に切り替わっています。大丈夫そうでしょうか?
37:04 はい、ライブも大丈夫です。
37:05 ありがとうございます。ではここから、また順番に説明をしていきます。
37:11 冒頭部分で注文情報を入力するところはこれまでと変わっていません。今回は既に入力済 みとしています。
37:18 ただし実は、この裏側でロボットが処理を開始しています。このkintoneのレコード再読込をすると、変化が起きます。
37:33 ちょっと画面が小さくて大変恐縮なのですが、赤枠の中が再読込みをするまでは「未処理」というステータスでした。つまり何もしていませんよ、という状態だったのですが、ロボットが裏側で動き出してからレコードを再読込みしますと、今回は「購入可能」というステータスに変わっています。
37:54 裏側でロボットが動いた結果、「この発注内容は買えるものですよ」と判定がされてステータスも切り替わったという形になっています。裏側で動いていたロボットのところを、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
38:14 実は注文内容を先ほど入力していたところの下に、さらに続きがあります。こちらの一覧は先ほどまでは人間が検索システムで確認していたお客様の既存データです。今回はロボットがそのお客様の情報を検索して、結果をこのkintone側に転記してくれています。
38:41 そしてさらに、そのお客様の既存情報の下の方に続きがあります。もうちょっと移っていきますと、こちらも同様に先ほどは別のシステムに参照しに行っていた購入条件がkintoneにまとまっている状態に変わっています。
39:04 ここまででお気づきかもしれませんが、新たなフローでは発注内容のチェック作業に必要な3つの情報が、kintoneのレコードの中に全て集約されているという形に変わっています。
39:20 後は、この集約された情報をつき合わせて買える・買えないを判定するだけなのですが、この機能自体は残念ながらkintone単体では難しいということがわかりましたのでJavaScriptでつけ合わせを行って詳細を判断させる仕組みを入れ込んでいます。
39:37 ではJavaScriptがどういったものなのかを、画面を切り替え見ていきます。
39:46 こちらも小さくて大変恐縮なのですが、画面左上に緑色で「チェック実行」というボタンが見えているかと思います。こちらは本来kintoneには存在していないボタンです。このボタンを押すことで、先程のつき合わせを行うJavaScriptが起動する引き金となっているボタンです。
40:09 試しにこの「チェック実行」ボタンを押してみますと、赤枠の中は今「未処理」ですが、「購入可能」にラジオボタンが切り替わりました。
40:21 そしてこの「チェック実行」ボタンを押すところまでをロボットに担当させていますので、あたかも自動でステータスが変わったかのように見えたというのが先程のカラクリとなっています。
40:35 念のため「チェック実行」ボタンをもう1度押すと、きちんと「購入可能」に変わります。もちろん不備があれば「購入不可」あるいは「エラー」というようにテキスト付きステータスに変わってくれるような仕組みになっています。
40:49 こういった形で新たなフロー図では、基幹システムを検索したり購入条件を参照したりといった手間が一切不要になります。残る作業は人間による発注内容の入力作業のみとなりますが、それについては現在アウトソーシング先、BPO委託先の皆さんに対応いただいています。
41:10 そしてさらに、この作業自体は数分あれば入力自体が済んでしまうということに変わった、というのがおおよそのまとめです。
41:20 なるほど。前後で比べると、後のときは人がする作業が本当に少なくなっていますよね。
41:28 大分ロボットにお世話になっているところです。
41:32 なるほど、ありがとうございます。
41:34 一旦、私の方で共有は切らせていただきまして、本題のスライドに戻ってきたいと思います。相馬さんよろしくお願いします。
41:42 はい、承知しました。少々お待ちください。画面を共有させていただきます。
41:53 今のようなデモで、ビフォーアフターがすごくわかりやすくなったと思いますので、最初に言っていた課題やボトルネックが、今回の改善によってどのような効果を得られたのかというのを改めて整理して教えていただけますか?
42:07 はい、では本題に戻りまして、まずはこの改善を行ったことによって得られた効果についてもう少し詳しく見ていきます。
42:15 まずは、単純作業の量が減ったということが挙げられます。この部分は先程お見せした通り、RPAによる自動化、そしてBPO外部委託に関する役割が非常に大きいところです。
42:31 そして2つ目のポイントが、教育コストの削減です。こちらはアウトソーシング先で人員自体は確保してくれるという仕組みに変わったこともりますが、1番負荷の高かった作業、内容チェック作業を現在はロボットに置き換えていますので、業務知識の習得工数が明らかに下がり、トータルで教育コストが下がっているとことも非常に大きい要素となっています。
42:58 そして最後は、セミナーの本題にもつながるBCP、有事の際に業務継続できますか?というところです。こちらのおかげで、問題なく今回在宅勤務に切り替えることができました。
43:12 こう見ると大幅に改善されましたし、先ほどもおっしゃっていただきましたがBCPの実現をめがけて取り組んでいたことが、今回のテレワークでかなり効果が実際に出た感じがしますね。
43:26 そうですね。まさにこの仕組みが事前に出来上がっていたことが大きくて、切り替えもスムーズに行ったのではないかと思っています。
43:34 ちなみに現状としてなんですが当社だけでなく、委託先BPOの皆さんも現段階では原則として在宅勤務で対応くださっています。ここがもし不十分であったら、今頃誰かしらが交代制で出社をするという形になっていたかもしれないと思います。
43:50 確かにそうですね。最初に今やっている業務を単純にアウトソーシングしていたら、僕らは出社しなくてもいいかもしれないけど、出社するのは誰かに押し付けているだけで本質の解決にはなっていなかったですね。
44:03 そうですね。後からこのような形になっています。
44:09 ありがとうございます。具体的にどれだけの期間がかかったか教えていただけますか?
44:13 はい、こちらはスライドを切り替えていただきまして、ざっくりとした工数の内訳となっています。
44:21 プロジェクトの冒頭ではパートナー企業様のお力も借りていたのですが、一旦そこは割愛をさせていただいて、純粋に当社メンバーでかけた工数となっています。あくまで最低限の運用開始ができるコースとなっている点は、ご了承ください。
44:37 冒頭で申し上げましたが、あれだけ大規模な改善にはなりましたので最初の要件定義でまずは2ヶ月程度時間をかけています。そのうえでこれぐらいだったら改善できそうだ、という目途が立った上で、まずはRPAの開発に乗り出していきます。
44:55 ここについてはパートナー企業様の協力のもと、最終的には当社側で運用やメンテナンス、あるいはプログラムの改善ができるようになるためのノウハウの吸収も兼ねて、同時並行で行っていました。この部分が私の主な役割となっていました。
45:12 そしてこのRPAの構築と同期間で行っていたのが、kintoneの開発アプリ作成、kintoneの実装です。主に担当してくださった同じプロジェクトメンバーで、長年これまでの受注処理を支えてきてくださったメンバーの方が多大な工数を割いて頑張ってくれたところです。
45:35 業務といっても、どう細分化・定型化し、改善を繰り返していくのかというところの結晶となっています。もともとkintoneのスキルは高い皆さんでしたので、簡単なアプリであれば数日、長いものでも1ヵ月以内の工数で済みましたが、数が多くなってしったのでトータルではRPAの開発と同期間程度かかりました。
46:02 長いプロジェクトとなりますと、途中でどうしても「やっぱりこうしよう」といった話が出てきがちなのですが、ここに関してはKintoneは変化に強く柔軟に対応できるという強みを持っていますので、急な変更によって急激な時間のロスが生まれるという確率は少なかったのではないかという感想もあります。
46:25 しっかりとした準備があって、今の形があるのがすごくよくわかります。ありがとうございます。
46:34 ちなみに今回は受発注のところを主に取り上げましたが、その他の用途でもkintoneを活用されているとお聞きしたので、リモートワークでどのようにkintoneが活用されているかを追加でお聞きしてもよろしいですか?
46:48 はい。その他のkintoneの利用ですが、先程申し上げたように、長年受注処理を行ってきた皆様のノウハウの結晶と言っていい程のものになっています。
47:00 順を追って説明していきますと、今ご覧いただいているのがkintoneのポータルと呼ばれるものです。ポータルというのはkintoneのシステムにログインして、最初に現れる入り口のようなものですが、そこに必要となる情報や、行きたい場所に行くための導線が網羅されているような場所になっています。
47:19 中心にある、さまざまなアイコンが特に重要なアプリになっています。ちなみにこのkintoneにはゲストスペースと呼ばれるオプション機能があり、このゲストスペースを使うと、社内の人間だけではなく社外の人たちとも一緒に業務を行うことができます。
47:39 まさに今回業務部の中では、社内の人間に加えて委託先BPOのメンバーの方々とも同じ業務を担っていくミッションだったので、このゲストスペースという仕組みが貢献してくれているということもポイントになっています。
47:54 なるほど、それは便利ですね。社内だけでなく社外の方ともやり取りする場所があるというのは。
48:00 たくさんここにアプリが見えていますが。
48:02 そうですね。少し見えていますね。
48:03 アプリやデータベースがたくさんあって便利ですよね。画面こちらだけどやり取りはメール、などということがないということですよね。
48:11 はい。他にも実際にアプリのところを見てみましょうか?
48:18 ぜひ、お願いします。
48:19 ではスライドを移ります。先ほども触れましたが、ファックスで到着するデータが紙ではなく画像としてkintoneに登録されるアプリとなっています。後はこの登録された画像データを見て、委託先のメンバーの皆さんがkintone側に入力をしていくという形になっています。
48:38 これだけなら受注業務だけでなく、ファックスで何かしら受け取らないといけないくて、ペーパーレス化で困っている他の企業さんでも使えそうですね?
48:51 十分にその可能性はあるのではないかと思います。では続いて、こちらがパートナー企業様ごとの発注データを一時的に入れ込むためのアプリとなっています。
49:03 冒頭の話でもあったんですが企業様ごとに注文の形式がどうしても異なってしまう部分がありますので、まずは5社ごとに専用のアプリにデータをCSVデータで入れ込んでいきます。
49:18 Kintoneの場合は、CSVデータを一括で入れ込めるのも大変便利だと思います。そのうえで、最初は5社ごとにフォーマットが異なるデータだったものが、最終的には必要な項目のみが統一されたフォーマットに転記される形にしています。
49:33 kintoneでは、転記自体もボタン1つでできるといった機能がありますので、そういったところも大活躍してくれているポイントになっています。
49:41 いろいろな形式で来るので、例えばファックスだったらファックスのアプリ、CSVならCSVのアプリ、それぞれに適したデータベースアプリを1つ作って、それを集約するデータベースアプリを1つ作って入れて、ロボットに作業してもらうと?
50:00 おっしゃる通りです。
50:02 うまく作っていますね。
50:04 私も脱帽するばかりです。
50:07 ありがとうございます。
50:09 続いて、こちらがロボットが処理を行う専用の場所となっているアプリです。事前に統一されたデータがロボットのアプリに来て、後はロボットが粛々と処理を開始するという形になっています。
50:21 こちらが、先ほどデモ動画で見せていただいたアプリですね?
50:24 そうです。アプリと一緒になっています。
50:30 こちらが1,000種類以上あると申し上げた当社の型番をまとめているアプリです。次のスライドの左側の部分が、委託先のメンバーBPOの皆さんが「日次でどれぐらいの件数を処理しました」や「こんな困ったことがありました」など、いわゆる日報のようなフォーマットのアプリです。
50:54 日次で対応した件数が、右側の積み上げグラフです。こういった形で一覧でどれぐらい作業ボリュームがあったのかが把握できるような仕組みにもなっています。
51:07 これは便利ですね。ここに入力していただいたらグラフは自動的にすぐ見られるのですか?
51:13 そうですね。kintoneはグラフも強みで、単純に数字としてではなく視覚的に見られるようにもなっています。
51:21 簡単な分析だったら、これでできそうですね。営業日とか祝日がとか。
51:25 そうですね。
51:30 そしてこちらが、作業マニュアルをまとめたアプリです。こういったアプリがありますと仮に人員の入れ替えがあったとしても、「まずはここ見てくださいね」と案内が簡単になります。とても役に立っているアプリの1つです。
51:46 さらにアプリですと検索も紙で見るより楽になるので、それも強みだと思います。以上が大まかなkintoneの使い方や、他の所での使い方です。
52:00 これはすごいですね。本当にたくさんアプリを作られて活用されていますね。ご説明いただきありがとうございました。
52:09 いいえ。
52:12 では残り時間が少なくなってきたので、実際に菅野さんがこの業務改善をされて感じたことがあれば教えていただけますか?
52:24 繰り返しになりますが、BCP、有事の際に業務継続できますか?というポイントです。今回の仕組みを作ったことで、見事に効果を発揮できたと実感できたというところが、1つ目の改善の効果を感じた部分です。
52:43 2つ目は少し毛色が変わるのですが、「kintoneが提供するチームワークの多様性」と書いていますが、今回の一連の業務改善では登場してくる人物が当社の人員もいれば、委託先BPOのメンバーもいますし、さらにはロボットという人間ではない存在まで出てきています。作業をするのが誰であれ、同じ情報の基盤の上できちんと働けているということが、すごく面白いと個人的に感じています。ここでそれぞれがまた別の情報で働くということになっていたら一連の仕組みも恐らく上手くいかなかったのではないかなと思います。
53:21 一緒に働く人がどんな人であれ、スムーズに協力しあえる関係性を作れるというのがまさにkintoneならではのチームワークなのではないかと感じた次第です。
53:32 そして3つ目は少し難しいところもあるのですが、改善を継続し続けることが重要だということです。「この仕組みがあれば、来年も再来年もずっと安心だよね」という風に見えるかもしれませんが、実は現在進行形でこの仕組みの改善を日々行っています。
53:51 ロボットの自動化のところも、実はまだ未対応の箇所や未対応の買い方が残ってしまっています。何かを変えようとそれを変えるための行動を起こすためには、覚悟が必要です。
54:05 それが仮にうまくいったとしても、その後も継続して小さな改善を積み上げていくために、実はまた別の覚悟が必要になるのではないかとも感じています。
54:19 ありがとうございます。実際に1年間かけてやられたことなので、重みがありますね。
54:24 そうですね。この辺は話が尽きないところではあります。
54:29 ありがとうございます。では最後に、菅野さんから今回の話を通してこのセミナーを見てくださっている方々にお伝えしたいことがあれば教えてください。
54:39 はい。今回お時間をいただいて受注処理の改善の所のご紹介をしたのですが、もともと数年かけて行っていたプロジェクトだったという背景もあり、かなり大掛かりです。すぐに他の会社様で再現するのは、簡単ではないことはもちろんわかっています。
55:01 ただ1つ1つの改善のポイントというのは、本当にすごく小さな自問自答です。1つ1つはすごく小さな改善でもあるんだなと自分では思っています。「ほんとにこれって紙じゃないとダメなのか?」とか「これってデータにしたら何が困るのか?」とか、「その小さな作業を今後も続けるべきなのか?」「うちの部署って、本当に在宅勤務をしにくいのかな?」というところを疑問に感じてに取り組んでいます。
55:31 改善の一歩一歩、その歩幅は大きくても小さくても大した問題ではないと思いますが、その改善の一歩に至るために今回のセミナーの内容や、もしできることならkintoneという存在自体が改善のきっかけになってくれたら私もすごく嬉しいなと感じています。
55:52 ありがとうございます。テレワークと業務効率化のために、一歩ずつできることからやっていこうということで、kintoneなどを使ってクラウド化を始めてみませんか?という事ですね。ありがとうございます。
56:06 残り時間もありませんが、せっかくなので携帯にいただいている質問事項に、お時間のある方はお付き合いいただいて、答えていこうと思います。菅野さんがお答えいただけるのであれば、答えてくださいと来た質問ですけれども。
56:24 はい。
56:26 では1つ目からいきます。すべての業務はkintone上で完結されていますか?という質問が来ています。
56:31 なるほど。こちらの質問に関しては、一部当社の基幹システムという別のシステムも使っていますので、全てをkintone上で完結している訳ではありません。ただ、特に工数の高かった作業というのは、先程お見せしたようにkintone上で完結していますので集約されている割合としてはkintoneが多くなっています。
56:52 ありがとうございます。次の質問もいいですね。BPOに関する質問です。
56:57 BPOの工程でエラー率を下げるためには、どのようなアプローチをされていますか?もしくは、どのようなアプローチを検討可能でしょうか?
57:06 こちらは、私が答えていいのかわかりませんがお答えします。これまでの受注処理を支えて下さったメンバーと一緒にプロジェクトをやっているのですが、その皆さんが熟練の知識をお持ちです。kintoneの中であればデータに紐付いたコミュニケーションができますのでBPOの委託先の皆さんもわからないことがあれば、「これで合っていますか?」という風にコメント形式で載せることができます。
57:34 そのうえで気軽にコミュニケーションができ、データと切り離されていないので「どのことを言っているんだろうか?」と間違えるリスクも少なくなっています。ですから、単純にデータを扱うという意味でももちろんkintoneは役に立っていますが、社内外含めた他の部署とのコミュニケーションの場としても役立っています。
57:53 そういったところでコミュニケーションを密にとっていくことが、一見アナログなやり方見えるかもしれませんが結構効果が高いエラーの減らし方だと思っています。これが1つのアプローチ方法ではないかと思っています。
58:04 やはり、エラーは誰でもします。僕らも人間なので、エラーが起きたときにすぐに気軽にコミュニケーションが取れるというのがすごく大事ですよね。
58:17 これもBPO の質問です。BPOの方々は、いわゆるPCスキルが高い方なのでしょうか?コロナの影響で受注件数自体が減ってしまい、業務がなくなってしまうといった弊害は起きていないのでしょうか?
58:29 PCスキルの部分はなかなか説明するのが難しいのですが、少なくともkintoneについてはもともと詳しくなかった方が担当して作業をされています。最初はもちろんkintoneのやり方の説明は必要ですが、特に作業自体を間違えてしまうことはあまり多くはないと思います。
58:52 ですので、最低限、文字が打ててブラウザを複数立ち上げるということができる方であれば、業務上は問題ないのではないかという印象を持っています。
59:03 なるほど、ありがとうございます。画像を見て入力なので、そこまで高いスキルが必要という訳ではありませんが、パソコンの知識は必要かもしれませんね。
59:14 はい。
59:15 ありがとうございます。もういくつか質問いただいているのですが、時間が来てしまいました。
59:20 そうですね。申し訳ありません。
59:22 こちらで終了とさせてください。最後に、次回予告を最後にさせていただければと思います。来週以降もこういった形で、テレワークセミナーを予定させていただいております。
59:37 次回は、総務労務編ということで、今年は印鑑や紙などというテーマがつきまとうと思いますので、サイボウズの人事本部の労務の野間に登壇していただきます。ゴールデンウィークを挟みまして、5月12日には人事本部採用チームの綱島と教育の高木をゲストに招いて、テレワーク対応についてお話したいと思います。総務労務編だけ時間が19時~20時になるので、ご注意ください。
00:04 もし会社で困っている方や、総務労務の方や人事の方にもご紹介いただければと思います。今回のセミナーでもし、もう少しkintoneについて知りたいという方にはセミナーもご用意させていただいておりますので、ご興味がある方は、ぜひこちらからご参加ください。
00:22 2回、営業部向けということでオンライン配信を行います。ぜひ見ていただければと思います。
00:33 以上で本日のテレワークセミナー、受注業は在宅でできるのか?というテーマで1時間お付き合いいただきました。これにて、営業業務のテレワーク対応編を終了とさせていただきます。
00:45 皆様、1時間ご清聴ありがとうございました。
00:47 ありがとうございました。

関連する動画

HOMEへ戻る

ウェビナーで、
あなたのビジネスに
もっとワクワクを。

"これから"のウェビナー情報が全てここに。

"これまで"のウェビナー動画が無料で見放題。

SNSアカウントでかんたん登録

無料で登録

ウェビナー探し、大変じゃないですか?

開催情報を集約し、
検索がカンタンに

イベント告知媒体や企業メディアで紹介されているビジネスウェビナー開催情報を、一手に収集して掲載。参加申し込みもできます。

ウェビナーを見逃したことはありませんか?

アーカイブ動画でいつでも視聴できます

過去に開催したウェビナー動画をアーカイブに残しています。気になる箇所へスキップ・巻き戻しできるので、あなたのペースに合わせたウェビナー体験ができます。

動画全部を見る時間がない!

ウェビナー動画の内容をわかりやすく要約

ウェビナー動画を視聴する前に内容が理解できるよう、章立てと要約で視聴体験が向上。気になる箇所から再生もできます。

最新情報をもれなく知りたい

編集部のおすすめ情報を毎日配信

編集部から最新のウェビナー情報や、おすすめのウェビナー情報を毎日お届け。これで大事なウェビナーも見逃しません。

オリジナル記事・動画も用意

ウェビナリスト限定ウェビナーや動画が見れる

編集部が企画した限定ウェビナーに参加できます。加えて、独占インタビューやトレンド情報など、ビジネスやウェビナーに役立つコンテンツも楽しめます。

会員サービス一覧

開催情報

  • 開催情報を毎日更新
  • 他媒体、企業のウェビナーを集約
  • Webina-List限定ウェビナーへの参加

ウェビナー動画

  • 過去開催のウェビナー動画の視聴
  • チャプター・ジャンプ機能
  • ウェビナーの要約閲覧

Webina-Listオリジナル企画

  • 限定ウェビナーへの参加
  • ウェビナー主催企業、ビジネスのキーパーソンへのインタビュー動画
  • 独占取材によるビジネス記事の発信

最新情報のお知らせ

  • メールマガジンで編集部おすすめの最新ウェビナー情報をお届け